SPIE Photonics west/ SPIE Startup Challenge 参加報告

2019-2-15 トピックス

先端科学技術研究センター 情報デバイス分野 山下・セット研究室 張 超(先端学際工学専攻博士課程2年)、林 寧生(JSPS研究員)の2名がサンフランシスコモスコーンセンターで開かれたSPIE主催の学会、展示会およびStartup Competitionに参加しました。

 

報告者:先端学際工学専攻 博士課程 2年 張 超(Zhang Chao )

 

 

 

2月2日(土)、3日(日)
展示及び学会へ参加し、最新の光干渉断層計、光測距システム、光源、光学素子等の市場動向について伺うことができました。
 

写真1  写真2

写真左:張(左)林研究員(右)、写真右:SPIE Photonics West会場入口

 

2月4日(月)
主にSPIE Startup Challenge主催のイベントに参加しました。
午前中に開催されたのはWelcome introduction program、Panel discussion、Entrepreneur networking eventの3イベントで、ここでは参加者全員が自己紹介し、親睦を深めると共に、お互いの提案するビジネスプランについて知ることができました。特に、バイオ系、医療系のビジネスプランが多く、命と健康を守る最新技術について触れることができました。
午後からは、Pitch Clinicイベントに参加し、米国特許商標庁、MKS instruments、Everix Optical filters、アメリカ国立科学財団の方々と直接1対1で会話する機会を設けて頂き、Startupを創設すること及びピッチに関するアドバイスを頂戴しました。ここでは、特許戦略をはじめ、今後の開発方向を定めるのに必要となる情報等を入手することができました。
夕方には、SPIEからの紹介で現地のベンチャーキャピタルであるFrench Tech Hubを訪問し、欧州各国から当日来場した企業の方よりIndustry 4.0におけるフォトニクスの最新動向等についての講演を聴講しました。
 

 

(左)SPIE Startup Challengeイベント会場、(右)French Tech Hubの講演会場

 

2月5日(火)
午前中は学会に参加し、午後からは全世界から選出された35チームによるSemi-finalist competitionに参加しました。今回、山下・セット研究室がSemi-finalistとして選出されています
本コンペティションには張が登壇し、3次元レーザスキャナを基にしたビジネスプランを提案し、ピッチ形式で発表しました。質疑応答では、測定方法、小型化する際に伴う課題、今後のロードマップ等について質問がありました。残念ながら、Finalistには選出されませんでしたが、他チームのピッチの聴講及び審査員とのやり取りを通して見識を広げることができました。この経験を基に今後のアプリケーション研究の発展に繋げていきたいと思います。その後、別会場にて、当研究室研究員の林がブリルアン光相関領域解析法の音楽への応用についてポスター発表しました。会場ではポスター以外に音声を伴わせた動画を流すことで、装置の振る舞いについても紹介することができました。

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(左)Semi-final competitionにて張がピッチ中の光景、(右)林研究員によるポスター発表

 

2月6日(水)
午前中は展示会及び学会へ参加し、午後にはFinalist competitionが開催されました。優勝者は、光遺伝学実験を高効率で実施するためのLED照明装置を開発したOptoBio Labs、光造形方式に基づく高速3Dプリンタを開発したRadiance 4D、前立腺癌治療技術を提供するAvenda Healthの3チームでした。その後のNetworking receptionでは優勝者を含む参加チームと会話を交わし、今後のためのコネクションを作りました。

2019 SPIE Startup Challenge 写真8
(左)Finalist competitionにて優勝したチーム、(右)他チームとのディスカッション
 
2月7日(木)
午前中に3D Metrology and Inspectionセッションにて、張が3次元レーザスキャナの照射角度依存性及びその解決手法を提案し口頭発表しました。発表後は司会の方と3次元データの処理について会話を交わしました。現在産業界では、3次元点群データからソリッドデータに変換するための適切なソフトウェアがまだ確立されておらず、解決手法として3次元点群のポイント数を増やすことがまず考えられます。今回の張の発表はこの点に貢献する内容であり、今後の3次元計測及びリバースエンジニアリングに有用であると思われます。
その後、展示場で開催されたStartup Alleyに参入し、張が3次元レーザスキャナを基にしたビジネスプランをピッチ形式にて発表しました。質疑応答では、米国の医師より生体への影響に関する質問等を受け、アイセーフである等のコメントをさせて頂きました。その後、スタンフォード大学へ移動し、Edward L. Ginzton Laboratory, Department of Applied Physicsを訪問しました。こちらでは、ピッチ及び学術発表を実施した後、研究室を見学させて頂きました。

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(左)学会講演会場にて張による口頭発表、(右)本学卒業生XU研究員の所属するスタンフォード大学Ginzton Laboratoryを訪問
 

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SPIE Photonics west
会期: 2019/2/2~2019/2/7
場所:The Moscone Center, San Francisco, California, United States
発表数:約5,000件/展示参加会社数: 約1,300社
 
SPIE Startup Challenge
会期:2019/2/4~2019/2/7
場所: The Moscone Center, San Francisco, California, United States;