先端学際工学専攻　前川和純さんらの作品が文化庁メディア芸術祭 第23回エンターテインメント部門新人賞を受賞

文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。先端学際工学専攻の前川和純さん（稲見・檜山研究室）らの作品「PickHits」は、ゲームや映像・音響作品などで遊びや体験をつくりだすエンターテインメント部門の新人賞を受賞しました。この作品は、トラッキングカメラとロボットハンドにより、「目標物に命中した体験」を計算機的に生成し、人と機械の 動作を融合させてひとつの行為を合成することにより、運動行為における両者の境界とその相互作用を探ると同時に、人間の心理感覚にも踏み込んでいます。

【受賞コメント】
人と機械の境界とその曖昧さを一つの日常的運動の中に表現したのが本作です。本作を評価していただいた方がいたこと、このような名誉ある賞をいただけたことを光栄に思います。これに甘んじることなく、今後とも精進していきたいと思います。